小説感想ブログ~ロマンスを探して~

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胸キュンなロマンス小説に夢中

★★★★

「料理番の娘」アン・アシュリー

料理番の娘(アン・アシュリー) ★★★★ 両親と死に別れて天涯孤独となったエマは、夫婦で宿屋を営む元乳母のもとで、料理番として働いている。あるとき、ロンドン社交界の花形貴族のベネディクトが、長逗留のための荷物をたずさえ、颯爽と現れた。最高の花婿…

「七つの人形の恋物語」ポール・ギャリコ

七つの人形の恋物語(ポール・ギャリコ) ★★★★ 少女から大人の女へ。七つの人形が織りなす愛と葛藤の舞台。多重人格を生きる。次代に読みつがれる傑作ファンタジー。 自殺しようとしていた少女に、七つの人形が話しかけてきた。 人形を介してしか愛情を示せ…

「捨てられた花嫁」 ミシェル・リード

捨てられた花嫁( ミシェル・リード) ★★★★ 幼くして両親を失い、伯父夫婦に育てられたシャーンは、勤め先の財閥企業で幹部を務める男性と恋におち、やがて婚約した。だが晴れて結婚式という当日、花婿はシャーンを見捨て、あろうことか別の女性のもとへと走…

「魔女が愛した王子」トレイシー・マクニッシュ

魔女が愛した王子(トレイシー・マクニッシュ) ★★★★ 父親からは召使同然にこき使われ、村人には魔女といって忌み嫌われるオルウィンは、崩れかけた古城でつらい毎日を送っていた。ある日、解剖学者の父親のもとに運びこまれてきた男性の遺体を見て、その美…

「プリンセスの復讐」ノーラ・ロバーツ

プリンセスの復讐(ノーラ・ロバーツ) ★★★★ お父様がお母様をレイプしている。ジャキール王国のハーレムに生まれたプリンセス・エイドリアンは、寝台の下で耳をふさいだ。王の寵愛を失い虐待されていた母は、幼い彼女を連れて祖国アメリカへ逃亡した。傷つ…

「隻眼のガーディアン」アマンダ・クイック

隻眼のガーディアン(アマンダ・クイック) ★★★★ 黒いアイパッチで片目を覆った眉目秀麗の子爵ジャレッドは、海賊の末裔である父親たちに約束した―曾祖母の日記をかならず取り戻すと。その日記には、曾祖母の夫が隠した莫大な財宝のありかが暗号で記されてい…

「ハイランダーからの手紙」サブリナ・ヨーク

ハイランダーからの手紙(サブリナ・ヨーク) ★★★★ 自分の容姿に自信のないハンナだが、彼女の持つ肥沃な土地と繁栄した 漁村という財産があるおかげで、夫をつかまえることは難しくない。 けれど、自分が求めるような男性と結婚できる望みはなく、 財産を狙…

「説得」ジェーン・オースティン

説得(ジェーン・オースティン) ★★★★ 恋心は分別と良識によってどこまで押さえられるものなのか? おだやかな晩秋の光に彩られた愛の再生の物語。最も美しく、最も繊細な物語 初オースティン作品。 財産のない恋人との結婚に反対され、周りからの説得の末、…

「夜明けの色を紡いで」リサ・クレイパス

夜明けの色を紡いで(リサ・クレイパス) ★★★★ 19世紀の英国。ロマの血を引く孤児ケヴは、少年闘士として過酷な日々を送っていた。ある日、瀕死の状態で部族から捨てられたケヴは、ハサウェイ家の当主に救われ、一家とともに暮らすようになる。最初は英国人…

「レディ・ヴィクトリア」リンダ・ハワード

レディ・ヴィクトリア(リンダ・ハワード) ★★★★ 高貴な血筋の娘ヴィクトリアは、広大な牧場の持ち主マクレーンに嫁ぐため、はるばるニュー・メキシコまでやってきた。みずから望んだ結婚ではなく、戦争によって没落した両親を助けるための手段だった。だが…

「大地の誓いにメロディを」パメラ・クレア

大地の誓いにメロディを(パメラ・クレア ) ★★★★ 植民地戦争終結間近のニューヨーク。英国王の血を引くレディー・セアラは、叔父である英国軍司令官ウェントワースを訪ねる途中、現地の部族に拉致されてしまう。レンジャー部隊隊長コナー・マッキノンは、宿…

悲しきシンデレラ/ベティ・ニールズ

悲しきシンデレラ/ベティ・ニールズ ★★★★ 名家の令嬢ながら、継母と義妹に虐げられて暮らすバーサは、自らの誕生パーティなのに悪趣味なドレスを着せられ立ち尽くしていた。大勢の招待客が美しい義妹に興味を示すのと対照的に、いかにも平凡な容姿の彼女に…

「マクレガーの花嫁たち」ノーラ・ロバーツ

マクレガーの花嫁たち(ノーラ・ロバーツ) ★★★★ マクレガー家の当主ダニエルも90歳、激動の人生を経て成功を手に入れ、大家族に囲まれて幸せな余生を送っている。だが、目下の心配は愛する孫娘たちがいっこうに嫁に行く気配がないことだ。弁護士のローラ、…

「ハートの誘惑」ウェンディ・ロズノー(マイ・バレンタイン2007)

ハートの誘惑(ウェンディ・ロズノー) ★★★★ シェフとして働いていたスティーヴィーは、恋人に捨てられたうえ、火事で住む場所を失った。こうなったら、心機一転、叔父から相続したレストランがある町へ引っ越そう。だが運悪く、道を聞こうと立ち寄ったバー…

「ドクターにキスを」ベティ・ニールズ

ドクターにキスを(ベティ・ニールズ) ★★★★ 大雪で立ち往生した一組の男女が、フィリーの住む牧師館にやってきた。偶然にも彼らは、先日道に迷っているところをフィリーが助けたふたりだった。その男性ジェームズに、フィリーはひそかに強く惹かれる。だが…

「冬空に舞う堕天使と」リサ・クレイパス

冬空に舞う堕天使と(リサ・クレイパス) ★★★★ 19世紀の英国。「壁の花」の一人、エヴィーは、とても内気で、口数の少ない娘だった。そんなエヴィーが、放蕩者で知られる美貌の青年貴族、セバスチャンの邸をひそかに訪れ、意外な提案をした。「いますぐスコ…

「ダイヤモンド・ガール」ダイアナ・パーマー

ダイヤモンド・ガール(ダイアナ・パーマー ) ★★★★ 「君のために僕はあることを思いついたんだよ、シンデレラ」犬猿の仲であるリーガンの言葉に、ケナは耳を疑った。弟のデニーを誘惑して、財産目当ての美女から遠ざけてほしい。そのために君を魅惑的な女性…

「ハイランドで眠る夜は」リンゼイ・サンズ

ハイランドで眠る夜は(リンゼイ・サンズ) ★★★★ 13世紀イングランド北部。両親を亡くしたイヴリンドは、意地悪な継母の仕打ちを受けながらも、天真爛漫に生きてきた。だがある日、“ドノカイの悪魔”のもとに嫁ぐよう告げられて―。それは父と妻を手にかけたと…

「舞踏室の微熱」デボラ・シモンズ

舞踏室の微熱(デボラ・シモンズ) ★★★★ 19世紀初頭のロンドンで、人々はエジプトと名のつくものすべてに熱狂していた。伯爵令嬢ジュリエットもかの地に魅せられ、古代文字の解読に情熱を注いでいる。そんな中、エジプトから帰還した冒険家モーガンが伯爵家…

「心閉ざされて」リンダ・ハワード

心閉ざされて(リンダ・ハワード ) ★★★★ アラバマきっての名家の末裔ロアンナ。幼いころに両親を亡くし、祖母の屋敷に引き取られた彼女は、17歳の時、叶わぬ恋と知りつつ又徒兄弟のウェッブに想いを寄せていた。そんな折り、屋敷で殺人事件が発生、容疑者扱…

「女王の娘」アイリス・ジョハンセン

女王の娘 (アイリス・ジョハンセン) ★★★★ スコットランド女王メアリの隠し子とささやかれ、幼いころから厳格な牧師の下で育てられたケイト。ある晩彼女の人生は一変する。「おまえはおれの妻になる」―ならず者と恐れられる辺境の島の領主ロバートが突如口に…

「黒衣の騎士との夜に」アマンダ・クイック

黒衣の騎士との夜に(アマンダ・クイック) ★★★★ 両親をなくした23歳の美女アリスは、冷酷な叔父のもとで辛い日々を送っていた。ある日、彼女は、従兄弟が行商人から買った緑の石を贈られる。ところが、やがてヒューという名の騎士があらわれ、石は自分の…

「舞踏会のレッスンへ」ジュディス・アイボリー

舞踏会のレッスンへ(ジュディス・アイボリー) ★★★★ 19世紀末のロンドン。元侯爵令嬢で言語学者のエドウィーナは、たぐいまれな美貌をもちながら粗野まるだしの青年、ミックと出会う。彼は珍しい田舎言葉を話し、普通の英語は話せないようだ。するとそこに…

「黄昏にほほを寄せて」リサ・クレイパス 

「黄昏にほほを寄せて」リサ・クレイパス ★★★★ 「どうしてここにいる?」暗がりで何者かに強く身体を捕らえられ、ポピーは震え上がった。社交シーズンの定宿ラトリッジ・ホテルで、いたずらなペットのフェレットを追いかけるうちに、偶然にも秘密の通路へと…