「レディ・ヴィクトリア」リンダ・ハワード
レディ・ヴィクトリア(リンダ・ハワード)
★★★★
高貴な血筋の娘ヴィクトリアは、広大な牧場の持ち主マクレーンに嫁ぐため、はるばるニュー・メキシコまでやってきた。みずから望んだ結婚ではなく、戦争によって没落した両親を助けるための手段だった。だが、マクレーンは無慈悲な男で、ヴィクトリアは結婚早々に惨めな思いを味わわされる。そんな彼女が心ならずも惹かれていくのは、夫の牧場で働く男の一人。彼が恐るべき計画を胸に秘めているとは知る由もなかった…・。
西部開拓時代が舞台。
お金で買われた花嫁・ヴィクトリアの波乱万丈な人生を描いたもの。
中盤までは非常に楽しいが、後半のいくつかの不幸演出はいらなかった。
かなり濃厚な内容で、良くも悪くも印象に残る1冊。