「冬きたりなば・・・」ベティ・ニールズ
冬きたりなば… /ベティ・ニールズ
★★★★★
冬のさなか、病床にあったメグたち三姉妹の母親が亡くなった。家を売って、お金は姉妹で分けましょうという長女の提案に、ロンドンで華やかに暮らす、美しい末娘も大賛成。家を守り、母の看病に明け暮れていた次女のメグは気が重いが、自己主張が苦手で、一言も反論できないままだ。ところが、ふたを開けてみるとなかなか買い手がつかない。誰もこの家を買わないかもしれないわ―と思い始めたころ、長身のハンサムな医師が現れた。メグは胸をときめかせるが、彼は母のために家を探していると言い、メグを見もしなかった。
家を売ることになり行き場を失ったヒロイン。
職場を提供したのは、家を買った男だった。
本の薄さに比べ濃い内容。
ヒーロー側の心情が分かりづらいのは残念だが、ページ数に規制があるためか。
懸命に生きようとする姿にウルッときた。
是非、全訳した本で読みたい。