「隻眼のガーディアン」アマンダ・クイック
隻眼のガーディアン(アマンダ・クイック)
★★★★
黒いアイパッチで片目を覆った眉目秀麗の子爵ジャレッドは、海賊の末裔である父親たちに約束した―曾祖母の日記をかならず取り戻すと。その日記には、曾祖母の夫が隠した莫大な財宝のありかが暗号で記されているのだ。日記は、探検旅行学会に所属するオリンピアという名の若い女性の手に渡っていた。ジャレッドは身分を偽ってオリンピアの甥たちの新しい家庭教師になりすまし、彼女に近づく。出会った瞬間に二人が恋に落ちるとは夢想だにせずに…。
ヒーローが、ひたすらヒロインに一途。
謎解きも面白かった。
ただ、海賊の血筋といいながら特になにもなかったので、もっと何か欲しかった。
全体的にまとまっていて良作。
安定のアマンダ作品で、いまのところはずれなし。