「南の島の花嫁」キャサリン・コールター
南の島の花嫁(キャサリン・コールター )
★★★★★
伯爵家の次男ライダー・シャーブルックは、南国の領地で起こった騒動を静めるためジャマイカに赴いた。そこで彼は、3人の愛人がいると囁かれる令嬢ソフィーに出会う。彼女は噂にたがわず奔放で、すぐにライダーを誘惑してきた。勧められた酒に酔い、朦朧とした頭でソフィーを抱いたものの、経験豊富な彼は相手が別人だったことに気づく。彼女の他の“愛人”たちも、ベッドでは別の娘を抱いていたに違いない。いったいなぜ、彼女がこんなことをしなければならないのか…。真実を究明すべく、ライダーはある計画を実行に移した。
南の島を舞台に、私生児持ち貴族と愛人持ち令嬢の、はちゃめちゃな(笑)ラブストーリー。
はじめは地雷だらけかと思ったが、読めば読むほど味が出て、最終的にはとても楽しめた。
恋愛過程が非常に丁寧で、よくこの設定でここまでまとめたなと思う。
人を選ぶ内容だか、個人的にかなり満足。