「シャーブルックの花嫁」キャサリン・コールター
シャーブルックの花嫁(キャサリン・コールター)
★★★
伯爵家の若き当主ダグラス・シャーブルックに、イギリス軍からある重要な指令が下った。急遽フランスへ赴くことになったものの、折しも国一番の美女と名高い公爵令嬢メリサンドとの婚礼が間近に迫っていた。ダグラスは一計を案じ、親戚のトニーに花婿代理を依頼した。任務ほ無事終え、メリサンドの麗しい姿態を思い描きながらはやる心で帰還したダグラスだったが、目にしたのは思いもよらない光景だった。見ず知らずの小柄な娘が、伯爵夫人の間に陣取っている。「私はアレクサンドラよ。はっきり申しあげると、あなたの妻です」。
公爵令嬢×伯爵。
ほんっとヒーローがデリカシーない男だが、コメディと割り切れば楽しい作品。
いつまでたっても他の女性と比較されるヒロインが不憫だった。