2021-04-23 「塔を守る貴婦人」シャロン・シュルツェ ★★ 塔を守る貴婦人(シャロン・シュルツェ) ★★ ジュリアナは今日も剣を携えて森へ出かけた。一年前、城主だった父を亡くし、それ以来、男装して領地を守っているのだ。森は血と陰謀の匂いに満ち、闇夜にまぎれて密偵たちが馬を駆る。ジュリアナはひづめの音に耳をすまし、さっと身がまえた。誰かいる。敵だろうか、味方だろうか?彼女は部下を引き連れ、人影に近づいた。月明かりが蒼白の騎士の顔を照らしだした。 父の死後、男装をして領主を守るヒロイン。 ある日、森で傷を負った男を助けて……。 ページ数の割に内容が薄い。 どちらも恋愛に夢中で危機感がないような。 もっとハラハラする展開が欲しかった。