小説感想ブログ~ロマンスを探して~

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「恋の香りは秋風にのって」リサ・クレイパス

恋の香りは秋風にのって(リサ・クレイパス)

★★★★★

 

19世紀の英国。アメリカ人新興実業家ボウマン家の長女、リリアンは、家族と一緒に、数週間におよぶウェストクリフ伯爵のハウスパーティに招待されていた。香りに強い感受性をもつリリアンは、出発前に、香水商で、理想の恋人と出会えるという「秘密の香水」を手渡される。パーティーの主催者は、広大な地所、館の主、ウェストクリフ伯爵。美貌の青年貴族だが、高慢で、堅苦しく、どうにもリリアンの気にさわる。それはウェストクリフ伯爵も同様で、不作法なリリアンが不快だった。ところがある日、ウェストクリフは、ものかげでリリアンとふたりきりになったとき、リリアンを抱きしめキスしてしまう。戸惑うふたり。これは、「魔法の香水」のせい?それとも…?

 

 

おてんば成金娘×堅物伯爵。

コメディ色が強くて、どっぷり恋愛もの読みたいときにおすすめ。

ヒロインの気が強すぎるのがやや難点だが、それ以上に伯爵のギャップがいい。