「白いドレスの願い」シェリル・ウッズ(マイ・バレンタイン2007)
白いドレスの願い(シェリル・ウッズ)
★★★
亡き母の遺品でもある古ぼけたトランクの中身を見て、ララは困惑した。なぜ母は毎年二月十四日になるとこれを見つめ、一人泣いていたのかしら?疑問を抱えたララの前に、デーヴィッドと名乗る男性が現れる。まるで運命的ともいえる出会いを果たした二人はやがて、トランクの中身とそれにまつわる悲恋が、自分たちと無関係ではないことを知る。
「マイ・バレンタイン2007」収録の短編
ページ数は短いが、無駄な言葉がなくテンポがいい。
無理ない設定ながらバレンタインらしい内容。
これからの二人がどうなるか、続きが読みたいと思わせる楽しさ。